2005年01月09日
更新
質問7「本をつくるのにどれくらいの分量の原稿が必要ですか?」
回答7「どんな本をつくりたいかで決まります」
回答者
回  答
P氏
 原稿の分量を決める判断基準は、どれくらいの分量があれば「読みものとして適当な量か」、「製本できるか」の二つです。それにはまず、自分がどのような本をつくりたいか、どう読んで欲しいかを考えることが大切です。ページ数があまりに少ないと物足りない、多すぎると読むのが大変……と自分が読む側に立って考えてみましょう。製本についていえば、柔らかい表紙の並製本はページ数が少なくても製本できますが、堅い表紙をつけた上製本だと最低64ページ位のページ数がないときれいに仕上がりません。全体の文字量は、ページあたりの文字数×ページ数が目安。例えば1ページあたり 640字が入る上製本の本をつくりたいとすると、最低4万字位の原稿が必要になります。句集や短歌集ならば、1ページにいくつ入れるかを考えて計算してください。
Q氏
 お手元に本を何冊かお持ちですか。手元に本がなくても図書館や書店に行ってつくりたい本のイメージを考えましょう。1ページにどのくらいの文字を入れるかによって、何ページの本が出来上がるかが、大雑把に計算できると思います。例えば400字の原稿用紙で100枚を書こうとします(4万字)。40字で16行が1ページ(640字)の本にするなら、4万÷640=約63ページです。ですが、400字詰め原稿用紙は1行20字、本は1行40字。原稿用紙で4行の文章は本で2行ですが、3行でも本では2行になります。実際は70ページ前後になるでしょうか。そのほか改行が多かったり、会話部分が多かったり、見出しが多かったりすることによっては計算が変わってきます。これに写真や図版、目次、はしがき、あとがきなどを加えて計算してみます。そうするとどのぐらいのページ数になるかによって、本の厚みもわかるでしょう。句集や歌集、写真集などの場合も、1ページにどう入れていくかによって、全体のページ数が見えてきます。
W氏
 四六判の単行本(書店でよく見かける大きさのもの)200ページですと、原稿の分量はおおよそ400字で300枚といったところです。原稿の分量が同じでも、1ページに入れる字数により、仕上がりのページ数は大きく異なります。四六判の本であれば、大きめの文字で1ページに400字くらいで組むことも可能ですし、小さめの文字で1ページに900字くらい詰めることもできます。本のイメージはそれぞれだと思いますが、本の背中に書名が入れられる厚さのものとなれば、並製本でも48ページ分くらいの原稿があったほうがよいでしょう。
 

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