2010年07月11日
更新

 ※イニシャル明記のコメントはJEFのHP編集委員によるものです。

■「日本電子書籍出版社協会」が設立 
10.03.25「日刊サイゾー」
 「日刊サイゾー」が、3月24日に日本出版クラブ会館で行われた「日本電子書籍出版社協会」の設立記者会見の模様を報じた。記事によれば、同法人に参加する企業は講談社など大手パブリッシャー31社で、理念として「著作者の権利保護」「ユーザーの利便性追求」「紙とデジタルの共存」の三つを掲げ、今年、飛躍的な浸透が見込まれる電子書籍への対応に前向きに取り組んでいきたいという。
■想隆社が電子書籍の配信を開始 
10.03.19「サーチナ」
 電子書籍専門の出版社、想隆社が、「Kindle」や「iPhone」での閲覧が可能な電子書籍のシリーズ「想隆社文庫」を創刊した。太宰治、夏目漱石、芥川龍之介、宮沢賢治らの、すでに知的財産権が公共のものになっている作品を中心に、今年の8月までに合計1000作品を発売する予定だという。また今後は、全国の公立図書館や大学図書館への販売や貸し出しの仕組みも提案する予定としている。
■米・アップルが「iPad」を発表、電子書籍市場拡大が本格化 
10.03.08「日経パソコン」、10.02.08「日経ビジネス」ほか
 2月8日、米・アップルが情報端末「iPad(アイパッド)」を発表し、春には日本で発売される旨を日経ビジネス誌が報じた。同誌では、この端末によって可能となるサービスの概要や、電子書籍事業との融合の可能性、日本の出版業界の動きに触れ、このような情報端末の普及は、人びとの生活に及ぼす影響と様々な産業界に変革をもたらす可能性を秘めているとしている。
■自費出版の詩集が、1万部を完売 
10.03.07、10.03.03「産経新聞」ほか
 白寿を記念して発行された、柴田トヨさん著の詩集『くじけないで』が爆発的に売れている。柴田さんは産経新聞1面の投稿欄「朝の詩」の常連で、「ウェーブ産経」を介して2009年10月に『くじけないで』を自費出版、販売したところ、1万部が完売。3月16日には、新作5点等を含む拡充版が飛鳥新社から出版された。その後、柴田さんとその著書が、テレビ番組「とくダネ!」(フジテレビ系列)で紹介されたことも手伝ってか、6月時点で23万部を突破したという。
■電子出版の出版契約に懸念 
10.02.26「ITMedia」
 2月26日、ネット新聞「ITMedia」は、電子出版に関する記事を掲載した。記事では、電子出版普及によって「著作者の新たな発表の場」となることを期待しつつもの、その一方で、電子書籍の適正価格設定の難しさやそれを取り巻くトラブル、従来出版界で慣習的に行われてきた出版契約や権利関係が混乱する可能性を報じている。
■米国・アマゾンが自費出版を支援 
10.01.17「日経新聞」「朝日新聞」ほか
 日本経済新聞等の報道によれば、米国アマゾン・ドット・コムは、電子書籍端末の「キンドル」向けに自費出版する作家などの募集を拡大し、仏語や独語にも対応する。著者は、PDFファイルやテキストファイル、Word文書、HTML版の作品をアップロードして、出版社などの仲介なしに作品を出版できる。販売価格や印税などの設定次第では、出版社の脅威となるといわれている。この時点では日本語への対応はまだ不明。
■静岡県で「ブラッシュアップ女性講座 in はままつ2009」が開催 
10.01.14「静岡新聞」
 1月13日、静岡新聞社と静岡放送が主催する「ブラッシュアップ女性講座 in はままつ2009」が、浜松市中区のプレスタワーで開催された。山田玲子氏(静岡新聞社編集局出版部副部長)が「1冊の本ができるまで」と題して講演し、地域新聞社が出版する本と一般出版社が出版する本との違いを「地元へのこだわり」に着目して話したほか、自費出版する時の流れや、本づくりの苦労や面白さなどを語った。
■長尾真国立国会図書館館長が「自費出版も含めて納本の対象に」 
09.12.10「CNETニュース」
 2009年12月10日のCNETニュースによれば、12月7日に東京大学安田講堂で開催された「第1回ウェブ学会シンポジウム」で、国立国会図書館館長の長尾真氏が「ウェブ研究に求められるもの─課題と期待─」と題する基調講演を行い、ネット情報のアーカイブ化や検索などの情報における課題を語った。納本の点では、電子納本に触れたほか、「自費出版も含めて納本の対象にしていきたい」との将来の展望も話された。
■2冊の校正の本が出版される 
09.11月、09.12月発行
 2009年秋、校正に関する書籍が2冊発行された。『新しい校正者の基礎知識』(野村保惠著、日本エディタースクール出版部、2009年11月発行、2100円)は、DTP組版時代の校正について新しい事情を網羅する。『校正のこころ──積極的受け身のすすめ』(大西寿男著、創元社、2009年12月発行、2100円)は、出版社の外部校正を20年以上してきた著者が語る、誰もが情報発信できる時代にこそ求められる校正の方法論。目次の一部は以下の通り。引き合わせ―校正の仕事(1)/素読み―校正の仕事(2)/言葉を「正す」という校正/言葉を「整える」という校正/(中略)/組織としての校正/編集の時代/言葉の客観化/校正のこころ
■読売新聞が増えるシニアの執筆と発表の場の多様化を報じる 
09.11.07「読売新聞」
 読売新聞が、シニアの執筆活動の増加と、それに伴って60歳以上を対象とする文学賞が増えていると報じた。記事では、全国規模の文芸同人会「コスモス文学の会」(長崎県)が設立した「シニア文学新人賞」や2007年から同会が設立した「シニア文学賞」が主催する「第3回シニア文学賞」、2009年7月に中高年向けSNS「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」が開設した「創作広場」が挙げられ、シニアの活発な執筆活動と、ネットをも活用しての発表に意欲的な姿勢が紹介されている。
■ソニーが「eBook Store」での電子出版書の販売を開始 
09.10.14「共同通信」
 ソニーは、自費出版書籍販売会社2社、オーサー・ソリューションズ(Author Solutions)とスマッシュワーズ(Smashwords)と提携し、自社が展開するオンラインブックストア「eBook Store」で、個人や小規模な出版社の書籍の電子出版を開始することを発表した。 →すでに同様のサービスはAmazonが行っている。進化する電子出版の今後の動きが注目される。
■自費出版経験者の書いた『自分の本のつくり方』 
09.10.01発行
 JEF会員の田中康俊氏の湘南社から『自分の本のつくり方 自費出版実践マニュアル』(湘南選書001、布施克彦著、09年10月発行、1050円)が出版された。著者の布施氏は、1997年に『アンゴラの太陽』を自費出版している。目次は、以下の通り。第1章 何を本に書くか/第2章 どうやって本を書くのか/第3章 どうやって人に読ませる本に仕上げるか/第4章 わたしの場合の本づくり/第5章 誰に本を作ってもらうか/付録 自費出版実践マニュアル
■朝日新聞が、タイの当世自費出版事情を報じる 
09.09.05「朝日新聞」
 朝日新聞が、タイの自費出版や「書く」文化の事情を報じた。バンコク在住の日本人著者が、日本語やタイ語の自叙伝10冊(計約1万部)をこれまでに発行しているという。記事では、その著者が印刷を依頼している財団のこと、ブログの普及に伴う若い世代の執筆の増加など、変わりゆくタイの自費出版事情も伝えている。
■自分史執筆の6つのポイント 
09.09.18「読売新聞」
 2009年9月18日の読売新聞は、「テーマ絞って『自分史』作り」と題し、自分史を書いた方の事例を挙げて、自分史の現況や書く人に向けたアドバイス、契約時の注意などを掲載した。自分史を書く際のポイントを挙げたのは、自費出版編集者フォーラム幹事の斉藤治氏。「短期間でも運命の1日でも、印象的な出来事や、好きなことから書くといい」と語り、参考となる資料やテーマの設定、表現方法などの6つのポイントを挙げている。
■戦争の記憶を集めた盛岡の福祉施設内図書館 
09.08.15「web読売新聞」
 2009年8月15日の読売新聞が、盛岡市の社会福祉法人「いきいき牧場」が施設内に戦争を題材にした書籍を集めた図書館を開いている様子を報じる。評論家秋山ちえ子さんの呼びかけで2007年から開いており、自費出版した本や、自らの戦争体験をワープロで書きつづったものなど約400点の資料を公開しているという。記事は、開設までのいきさつや管理者の図書館への思いなどの談話が載る。
■自費出版めぐる「出版プロデューサー撲殺事件」テレビ放映 
09.08.01「ABCテレビ」
 ABCテレビ「弁護士・森江春策の裁判員法廷」で、自費出版をめぐる「出版プロデューサー撲殺事件」が放映された。ドラマは、出版プロデューサーの男性を殺した容疑者の若者を弁護する弁護士を主人公に、裁判員制度の下で行われる裁判で、敏腕検事を相手に闘う話。「天宝舎」という出版社の編集プロデューサーのあこぎな商売が随所に出て、自費出版の問題点をいくつも織り込んでいる。原作は『裁判員法廷』(芦辺拓、文藝春秋、1575円、2008年3月刊)の中の異なる3部の物語のうち、最後の「自白」。
K:著者の執筆時期を考えると、碧天舎の倒産が参考になっていると思われる。
■第12回日本自費出版文化賞大賞作品が出版化 
09.08発行
 第12回日本自費出版文化賞(日本グラフィックサービス工業会主催、NPO法人日本自費出版ネットワーク主管、JEF他後援)で大賞を受賞した『シベリアに逝きし人々を刻す』(村山常雄著)が、同賞審査員の後押しがあり、より普及型の『シベリアに逝きし46300名を刻む』(村山常雄著、七つ森書館発行、四六判、246頁、定価2000円、2009年8月発行)として編集され、発売された。
■JEF協力の『自費出版年鑑2009』が発行 
09.07.18発行
 『自費出版年鑑2009』(企画:NPO法人日本自費出版ネットワーク、編集・発行:サンライズ出版)が7月に発行された。同書は、「自費出版ジャーナル」編集委員会及びJEFが執筆を協力した、特集「混迷から脱却を図る自費出版界 著者の表現意欲衰えず」と題した2008年度の自費出版界の概況、及び「ニュースにみる自費出版」「自費出版関連リスト」の記事を掲載。そのほか、「第12回日本自費出版文化賞」大賞受賞者インタビューや各種受賞作品の紹介、講評などが網羅されている。
■読売新聞が「闘病記」図書館についての記事を掲載 
09.06.20「読売新聞」
 読売新聞が、昨今、増加していると思われる「闘病記」図書館に関する記事を掲載した。同記事では、「闘病記」の利用のされ方についての大阪府立大看護学部講師によるコメントや、2004年に設立された東京医科歯科大の図書館職員の研究グループ「健康情報棚プロジェクト」、鳥取県立図書館内の「闘病記文庫」の運営状態や利用の現状など、またウェブサイト「闘病記ライブラリー」を紹介し、これらの活動の意義のほか、闘病記を執筆したい方への助言なども伝えている。
■映画「おくりびと」の原作本は自費出版 
09.04.01「新潮45」
 雑誌「新潮45」4月号によれば、第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」は、自費出版書『納棺夫日記』を参考に製作された。主演の本木雅弘氏が同書を読み、15年間映画化を働きかけて実現に至ったという。『納棺夫日記』は納棺夫の青木新門氏が、1993年に2000部を富山市で自費出版したもの。なお、文庫版には文庫として発行されるに至った経緯も掲載されている。
■豊橋市が市民の自費出版に助成金 
09.03.12「静岡新聞」
 豊橋市は、助成金の対象として本年度の郷土関係補助出版物4件を選定した。同市では、市民の出版活動の活発化を図るため、1978年度から市民や研究グループが自費出版する郷土関係出版物に助成金を出している。
■「行列のできる法律相談所」が自費出版を取り上げる 
09.03.08「日本テレビ」
 3月8日、日本テレビ放映の「行列のできる法律相談所」において、自費出版に関する疑問が取り上げられた。問題となったのは、写真撮影が趣味の著者が、民家の写真を撮影、これをまとめた写真集を自費出版することとなったが、この写真集を勝手に出版してもよいのかどうか。4人の弁護士が、プライバシーの観点などから回答した。
■『私の出版 自費出版で本を作ろう』が発行される 
09.03.01発行
 自費出版関連書『私の出版 自費出版で本を作ろう』が、舵社(東京都港区)から発行された。同書は、武田忠治氏ほか数名により執筆されたもので、自費出版ができるしくみなどの基礎的な知識や、写真集や自分史のつくり方、目的から考える本のつくり方などが掲載されている。
■自費出版アドバイザーが有志で活動開始 
09.02.23「新聞之新聞」
 NPO法人日本自費出版ネットワークの認定する自費出版アドバイザーの有志が、2月7日に「認定アドバイザーの会(仮称)」の設立集会を開いた。同会は、自費出版アドバイザーの資質向上を図り、研修会の運営を担うほか、アドバイザー同士の情報交換会も開催する予定。
■出版ニュース社・清田氏が自費出版の現状に言及 
09.01.07「創」
 雑誌「創」2月号が、特集「出版界の徹底研究」の中の記事として、植田康夫氏、清田義昭氏、松田哲夫氏による座談会を掲載した。その中で清田氏は、新風舎倒産後の自費出版界の現状や、自費出版関連団体などが作成したガイドラインなどに言及している。
■出版不況の現状と、大手版元の返本率改善の試みが報じられる 
08.12.14「静岡新聞」、08.12.17「河北新報」ほか
 静岡新聞ほかが、不況が続く出版界の現状と、不況対策の試みに関する記事を掲載した。新風舎の倒産や、相次ぐ雑誌の休刊、ケータイ小説の低迷など、出版不況について触れている。また、昨今の読者傾向にも言及し、高い返本率の改善に取り組む大手版元の試みに注視するなど、業界全体の改革に期待を寄せている。
■アメリカ発の自費出版書がベストセラーに 
08.12.17「クーリエ・ジャポン」
 アメリカで自費出版された“The Shack”(Hodder & Stoughton Ltd., 08.07.17発行)が、大ベストセラーになっているという。同書は、著者が自身の子どもたちのために書いた信仰に関する小説で、発行からわずか数カ月で数百万部の売上げを記録し、2008年末の時点で、ニューヨークタイムズのベストセラーリストの第1位となった。邦訳は『神の小屋』(サンマーク出版、08.11.20発行)。
■NHKが「家計診断 おすすめ悠々ライフ」で「自費出版」をテーマに 
08.11.22 NHK総合テレビ
 NHK総合テレビは、11月22日、「家計診断 おすすめ悠々ライフ」において、「自費出版ブーム 費用と注意点は?」と題する番組を放映した。番組では、NPO法人日本自費出版ネットワーク理事の喜田りえ子氏を専門家として迎え、「自費出版までの流れや費用」と、ここ数年急増しているといわれる自費出版に関するトラブルを避けるためのポイントが紹介された。
http://www.nhk.or.jp/kakei/2008/1122/images/index.html
■年配者の間に「ケータイ小説」が普及? 
08.11.03「毎日新聞」
 11月3日、毎日新聞が、若者の間でブームを博しているとされるケータイ小説の新しい動向について報じた。ケータイ小説『あしたの虹』の作者が瀬戸内寂聴と発表されて、年配者により読まれるようになったことから、今後、ケータイ小説が「自分史」ブームに続く中高年の表現方法の一つの契機になるかという視点と、第3回日本ケータイ小説大賞のkikiさんの『あたし彼女』に関する紹介などである。
■『現代用語の基礎知識2009』に「自費出版」掲載される 
08.11月発売
 『現代用語の基礎知識2009』(2008年11月発売、自由国民社)の「本と文芸」コーナーに、「自費出版」の用語が掲載された。用語の解説では、昨今大手と呼ばれている自費出版関連会社のビジネスモデルについてや、出版費用の実態などに触れ、また2008年にメディアにも取り上げられた新風舎の倒産など、自費出版をとりまく状況やトラブルなどにも言及している。解説は、永江朗氏。
■逮捕された元名誉院長の整体治療院への患者来院のきっかけは自費出版書? 
08.10.16「サンスポ」
 「子宮にできた腫瘍を手で小さくできる」などと宣伝し、医師の資格がないのに問診などの医療行為をしたとして、千葉県の整体治療院の元名誉院長ら4人が逮捕された。元名誉院長の小松容疑者は、『子宮筋腫が手で小さくなる』など8冊の本を自費出版しており、患者の多くは本をきっかけに訪れていたという。
■沖縄タイムスが、沖縄県内の出版事情について掲載 
08.10.15「沖縄タイムス」
 沖縄タイムスが、2008年10月15日付で、沖縄県における出版事情に関する記事を掲載した。記事では、毎年開催の「沖縄県産本フェア」などの催しにみられる県産本(沖縄県に関する書籍)の活況や、過去から現在に至る書籍の内容の変遷や、県内の出版社の抱える諸問題や今後の展望について、自費出版の現状にも触れながら言及している。
■中国新聞が、特集「活字の底力」を掲載 
08.10.13「中国新聞」
 中国新聞が、朝刊の特集として「活字の底力」を掲載した。記事では、出版ニュース社・清田義昭氏による自費出版を含む近年の出版状況などに関するコメントのほか、「広島発!活字の底力」、「ひろしま図書館まつり」などの広島県の催しの紹介や、自費出版をした著者の感想などが掲載されている。また「活字の底力」は連載されており、そこに寄せられた読者の感想として、「活字離れへの危機感」や「活字との親しみ方」が紹介された。
■『星と泉』に「『自費出版』のイメージ」調査の結果が掲載 
08.10.01発行
 星湖舎発行の投稿誌『星と泉』に、「『自費出版』のイメージは?」と題する、自費出版に関する意識調査の分析が掲載された。同誌は、同社がかつて発行していた文芸投稿誌『星窓』を改め、新時代の全方位型投稿誌として創刊されたもの。記事では、出版・印刷などの業界関係者からの16件の回答結果が発表されているほか、自費出版のイメージや、「共同出版」「協力出版」との違い、自由回答などが掲載されている。
■自分の作品を手製本する取り組みに注目 
08.09.22「下野新聞」
 下野新聞は、2008年9月22日付朝刊で、自分の作品を手製本する取り組みを紹介した。記事では、テレビの趣味番組で手製本技術が放映されたことや、県内での「製本講座」の開催についてなどに触れている。また、これらの「製本ブーム」の背景には、自費出版や自分史ブームもうかがえるとして、「栃木自分史友の会」の談話も紹介している。
■自費出版書『氷の華』がテレビドラマ化される 
08.09.06「スポーツ報知」「読売新聞」他
 自費出版書だった『氷の華』(幻冬舎、07年3月)を元に制作されたドラマ「氷の華」が、テレビ朝日開局50周年を記念して2008年9月6日と7日に放映された。『氷の華』は、幼稚園に勤める著者が4年かけて執筆し、還暦を過ぎてから自費出版書として幻冬舎ルネッサンスから発行され、その後に幻冬舎が再発行をし、自費出版書だった本としては異例の発行部数32万部を記録している。
■自費出版の本がつくられる意味を京都新聞が掲載 
08.09.01「京都新聞」
 京都新聞は、2008年9月1日付朝刊の「あなたへ」のコーナーで、自費出版を取り巻く記事を掲載した。自分のスタイルにこだわった著者や、自費出版制作に携わる京都の出版社の視点からの自費出版へのコメントや、『2008年出版年鑑』(出版ニュース社)のデータにみられる自費出版の現状、大学教授から見た自己表現としての自費出版などについて触れている。
■2009年版『くらしの豆知識』に自費出版トラブルが掲載される 
08.09発行
 『くらしの豆知識’09』(国民生活センター、08年9月)の一コーナー「契約トラブル注意報」では、自費出版が取り上げられた。同コーナーは、社会生活上で起こりうる契約トラブルの事例とアドバイスを扱うものだが、自費出版については、「作品をほめられて契約」、「代金に含まれているのはどんなサービス?」「スケジュールどおりに作業が進まない」、「契約の履行状況が確認できない」、「トラブルにあわないために」などのテーマについて簡潔にまとめられている。
■改ざんに義憤、元小学校校長が『流山近代史』を自費出版 
08.08.16「朝日新聞」他
 先頃、元小学校校長の山形紘氏が流山市史『流山近代史』(崙書房出版発行)を自費出版した。同書に収められた原稿のオリジナルは、山形氏が流山市教育委員会編纂の『流山市史 通史編II』のために執筆したものであったが、同氏の承諾なく改ざんされたとして問題になっていたもの(同市の謝罪で和解)。山形氏は、「市民にとって忘れてはいけないこと」を伝えたい、「削除された原稿を復元し、公開するのは、市史編さんの立場にあった者として当然の任務」として、自身による出版に踏み切った。
■個人出版の現場を綴った書籍『本が涙でできている16の理由』発行される 
08.07.30発行
 ジャーナリスト・編集者、兼業主夫でもある木部克彦著の、個人出版をとりまく様々なエピソードをまとめた書籍『本が涙でできている16の理由―ドキュメント! 感動の「個人出版」』(2008年7月、彩流社)が発行された。目次は次の通り。 百歳、流寓の果てに/読者第一号、妻に万感のサイン/旅立ちに間に合わせなくては/アネゴの本作りに集合せよ/喜寿の私が文学賞でいいのかい?/「雑草」の鮮やかすぎる終幕/六十年前のラブレター/妻は「おつう」だった/天国で著者になった先生/夢の途中と親父の背中/歓喜の歌声を手にするまで/頑固おやじの「人生なんでも五七五」/毎朝、夫の元気な声が/社長はどこへ消えた/永遠に一緒の証/世界一幸せな親子の18年。
■『ひとびとの声が聞こえる 日本自費出版文化賞10年のあゆみ』発行される 
08.07.20発行
 1997年に創設された「日本自費出版文化賞」が、昨年第10回を迎えたことを記念して、NPO法人日本自費出版ネットワークは、『ひとびとの声が聞こえる 日本自費出版文化賞10年のあゆみ』(2008年7月、揺籃社)を企画・編集した。同書には、第10回の表彰式で行われた色川大吉選考委員長の記念講演や、NPO法人日本自費出版ネットワーク代表理事中山千夏氏と色川氏との対談などが収録されているほか、この10年間の日本自費出版文化賞などに関する様々な情報が掲載されている。
■JEF協力の『自費出版年鑑2008』が発行 
08.07.19発行
 『自費出版年鑑2008』(企画:NPO法人日本自費出版ネットワーク、編集・発行:サンライズ出版)が2008年7月に発行された。同書は、「自費出版ジャーナル」編集委員会及びJEFが執筆を協力した、特集「曲がり角にきた『共同・協力出版』商法 真価が問われる自費出版界」と題した2007年度の自費出版界の概況、及び「ニュースにみる自費出版」「自費出版関連リスト」の記事を掲載。そのほか、「第11回日本自費出版文化賞」受賞作品の紹介、講評などが網羅されている。
詳しくはhttp://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-364-7/
■国会図書館納本制度60年の座談会で自費出版の蔵書に言及 
08.06.21「河北新報」、08.06.24「沖縄タイムス」、08.07.03「静岡新聞」ほか
 国立国会図書館への納入を義務づける納本制度が60年を迎えたのを記念し、制度の課題などを話し合う公開座談会が2008年5月に開かれ、6月以降新聞各紙で報道された。07年の受け入れ図書数は約22万冊で、納入率は図書88%、雑誌・新聞85%と高率だが、CDやDVDなど音楽・映像資料は39%。佐野眞一氏(ノンフィクション作家)は、自費出版物などの蔵書の少なさを指摘。「今日起きていることが記録、保管されているという担保がないと、われわれの歴史は実にぶよぶよで安定感がそがれる。納本制度は一見地味だが、歴史の基礎部分だ」と強調した。
■新刊発行点数の2007年度は新風舎が2039点 
08.05.21「出版ニュース」(5月中・下旬合併号)、08.06.03「静岡新聞」、08.06.16「信濃毎日新聞」
 雑誌「出版ニュース」が「日本の出版統計」を発表した。2007年の新刊発行点数は8万595点と前年並み、出版界の総売上額は約2兆2000億円で前年比2.8%減で10年連続の前年割れ。出版社数は4055社。出版社別の新刊書籍発行点数は、1位が講談社で2220点、2位が08年に倒産した新風舎で2039点、3位に同じく自費出版系大手出版社で草思社を傘下に入れた文芸社が続く。新刊を年間10点以上発行している1091社で、約8万点のうちの7万3000点と9割を占める。
■日本自費出版ネットワーク会員が相次いで出版 
 NPO法人日本自費出版ネットワークの会員が、2008年の春から夏にかけて自費出版関連書を相次いで出版した。喜田りえ子さんは、『失敗しない自費出版 編集であなたの本は生まれ変わる』(竹林館発行)で、編集者の役割などを紹介。新出安政さんは、『楽しい自費出版のススメ 本を出したいあなたへ』(創栄出版発行、星雲社発売)で、本を出した経験のある著者を紹介するなど具体的な事情に触れている。出村明さんは、『自費出版がよく分かる本』(栄光プリント発行)で、執筆にあたってのアドバイス、著作権などを解説した。
■「自費出版熱継続」? 自費出版の近況が報じられる 
08.4.22「産経新聞」「秋田魁新報」ほか
 産経新聞ほかが、2008年1月の新風舎破綻後の自費出版の状況についての記事を掲載。記事では、3月開催のNPO法人日本自費出版ネットワークの研修会が盛況だった様子と、同団体発表の「ガイドライン」について、また、同団体の中島氏、出版ニュース社の清田氏、文芸社・広報担当者、創栄出版の斎藤氏のコメントのほか、自費出版をめぐるトラブルの急増などに報じている。
■草思社の支援企業が文芸社に決定 
08.04.17「朝日新聞」「日本経済新聞」「毎日新聞」ほか
 2008年4月17日、新聞各紙が、1月に民事再生法の適用を申請し手続き中だった草思社が、支援企業を文芸社に決定した旨を報じた。発表によると、草思社は今後、社名をそのままに文芸社が100%出資する子会社として夏からスタートする見込みで、既刊書はすべて従来通り販売し、草思社の独自性を尊重しつつ事業を展開するとしている。
■「月刊現代」が「『自費出版』で失敗しない方法」を掲載 
08.04月号「月刊現代」
 雑誌「月刊現代」が、自費出版ブームと、それに伴う自費出版トラブルについての記事を掲載した。記事では、自費出版ライブラリーのデータを例に挙げ、自費出版書点数の傾向や、自費出版に対するイメージの変化に触れた。また自費出版書の点数増加の一方で、著者と出版社との間のトラブルも増加していることに触れて、出版社探しのポイントなどについても解説している。
■評論家・呉智英が、多数発行の自費出版に苦言 
08.03.20「産経新聞」
 産経新聞は「断 呉智英」のコーナーで、呉氏が、新風舎倒産とそれによって廃棄される書籍500万冊を題材に、自費出版に関するコメントを掲載。500万冊という数の大きさ、またそれを販売する昨今の傾向に苦言などを述べている。
■出版不況と自費出版、書評、そして出版文化 
08.0318「毎日新聞」
 毎日新聞が、「論壇早読み斜め読み」の欄で「3月 出版文化はどこへ」と題する記事を掲載。2007年12月休刊の雑誌や、草思社の民事再生法適用申請、新風舎倒産などを例に挙げ、出版文化について論じている。また文芸評論家の関口苑生が『現代』に書いた「失敗しない自費出版の方法」や、日本の書評と出版界の活性化についても述べている。
■豊橋市が市民の自費出版に助成金 
08.03.13「静岡新聞」
 豊橋市は、助成金の対象として本年度の郷土関係補助出版物4件を選定した。同市では、市民の出版活動の活発化を図るため1978年度から文学や市の文化・歴史・自然に関する自費出版物に助成金を出している。本年度の申請点数は6件。
■新風舎破産で、文芸社に事業譲渡 
08.03.13「新文化」
 新風舎の保全管理人の川島英明弁護士は3月6日の記者会見で、文芸社に事業を一括譲渡することを発表。譲渡内容は、1100人の未完成本の制作と1万5000人分の既刊本の最終データ、ウェブ上の販売システムなど。記事によると、「1100人中本を出す意志(思)がある人は650人、費用の一部または全額を支払ったものの制作作業にすら入っていない作者は150人」で、既刊本については60万冊を著者に引き渡し、540万冊は廃棄するとのこと。文芸社は「著者救済のため。著者の心情は分かるので協力していきたい」としている。
■「しんぶん赤旗」が自費出版トラブルに関する「問答」を掲載 
08.02.27「しんぶん赤旗」
 「しんぶん赤旗」は、「おはようニュース問答」のコーナーで、自費出版のトラブルについて触れた。同記事は、自費出版についての簡単な解説と、新風舎の倒産と昨今報じられている自費出版トラブルについて、問答の形で記しており、「業者の多くは良心的に仕事をしている」ことに触れつつ、悪質業者への注意を呼びかけている。
■「エコノミスト」が出版不況の内実を解説 
08.02.26「エコノミスト」
 雑誌「エコノミスト」が、「出版社連続倒産だけでは見えない『出版不況』の内実」と題して、2007年から2008年にかけて倒産した新風舎などの例を挙げて、出版社の実情についての記事を掲載。「有名出版社の倒産から敷衍して出版産業全体を語るのはやや感傷的にすぎる」として、実は潰れにくい出版社という業態などの出版業界が置かれている状況を解説しているほか、一方で出版産業が抱える問題と同時に、出版各社の権利ビジネスや電子出版への取り組みなどにも触れている。
■福岡市消費生活センターが出版契約トラブルにアドバイス 
08.02.25「西日本新聞」
 西日本新聞が、福岡市消費生活センターの電話相談に寄せられた出版契約のトラブル事例を紹介した。事例は、趣味で水彩画を描いていた方が共同作品集への掲載を薦められ、後日費用30万円の請求を受けたというもので、クーリング・オフが適用された。同センターは、自費出版契約の中には、特定商取引法が適用される形態ばかりではないため、慎重さをもって臨むように促している。
■NPO法人日本自費出版ネットワークが「自費出版契約ガイドライン」を発表 
08.02.13自費出版ネットワークのサイトより
 NPO法人日本自費出版ネットワークは、2008年2月13日の理事会で「自費出版契約ガイドライン(自費出版事業者が自費出版を希望する著者と自費出版契約を結ぶ際のガイドライン)」を決定し、発表した。このガイドラインは、「第三者による認定という方法により、自費出版を希望する一般著者・消費者に安心感を与えるという観点」から、「遵守を表明した事業者を審査し『自費出版契約ガイドライン遵守事業者』として認定、さらに遵守事業者の情報を公開することで、自費出版を行う方々が安心できる自費出版環境をつくること」を目的とする。 参考:http://www.jsjapan.net/index.html
■新風舎破産手続き、倒産による風評被害 
08.01.23「産経新聞」、08.02.28「朝日新聞」、新風書房
 2008年1月「新風舎」が経営破綻し、同19日に倒産手続きに入った旨の報道の影響で、「新風書房」(大阪市)が風評被害を受けたという。ニュースが新聞などで報じられてまもなく、新風書房を新風舎と混同した著者などから、多数の問い合わせが寄せられた。問い合わせに追われる新風書房代表の福山琢磨氏は、26日、自費出版に対する理解を深め、適切なアドバイスをする会社探しをするためのポイントを解説するセミナー「悪質な手口にかからないためのポイント10」を大阪市天王寺区にて開催した。
■NPO法人リタイアメント情報センターが「自費出版ガイドライン」を発表 
08.01.17テレビ「NHKニュース」、 08.01.29 Web「西日本新聞」
 NPO法人リタイアメント情報センターは、2008年1月16日、自費出版著者に対する出版社の適切な説明のしかたなどを盛り込んだ「自費出版ガイドライン」を発表した。このガイドラインは、自費出版を扱う出版社に対して、著者に書店で本が売れることを安易に期待させるような営業活動をしないことや、口頭で説明したサービス内容はすべて契約書に記載することなど19の項目にまとめている。
参考:http://www.retire-info.org
■自費出版トラブルの新たな形?「アート商法」 
08.01.12Web「ZAKZAK」
 Web「ZAKZAK」は、今年初めに倒産した新風舎をはじめとする自費出版を取り上げたほか、新しい自費出版商法として「アート商法」を紹介した。この商法は、団塊以上の世代やアーティスト志向が強い若い世代らの作品をおだて上げ、画集や書籍の制作をもちかけ、あるいは作品の美術館への出品などをすすめるもの。すでに被害が急増していて、国民生活センター・取引指導課による注意の呼びかけも掲載している。
■毎日新聞が、製本キットの工房を紹介 
08.01.05「毎日新聞」
 毎日新聞が「楽しむナビ」のコーナーで、千葉県京成津田沼駅近くに塩谷博晴さんが建てた工房「手作り絵本館にゃ〜トピア」を取り上げ、塩谷さんらが考案の製本キットによる製本づくりを紹介した。キット開発のきっかけは、塩谷さんが代表を務める「手作り本研究会」の会員の一人が、長男の生きる姿をつづったアルバム絵本を塩谷さんのイラスト入りで自費出版したこと。記事は、小中高校や図書館での体験教室のサポートや実際の作り方などを伝える。
■新風舎破綻 
08.01.07「朝日新聞」08.01.20「読売新聞」他
 2007年7月4日、新風舎から出版した著者が同社を相手取り、損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した。裁判の行方が注目されていたが、その結果を待たずして、2008年1月7日、新風舎が経営悪化により民事再生法の適用を申請。しかし、支援企業との調整がつかず、19日、同社は倒産手続きに入ることを明らかにした。
■自費出版トラブルに対し、国民生活センターが注意を喚起 
07.11.09「共同通信」「産経新聞」他
 国民生活センターは、昨今の自費出版に関する相談が増加傾向を受けて、自費出版トラブルに対する「相談件数」「問題点」「消費者へのアドバイス」などに関する資料を発表した。同センターでは、「消費者は、出版に関する知識が必ずしも十分ではないため、契約するにあたっては注意が必要。トラブルの未然防止・拡大防止のため情報提供を行う」としている。
■米Blurbが共同で執筆、編集作業を進めることが可能な新機能を発表 
07.10.18「Itmedia」Web
 オンライン自費出版を支援する米Blurbは10月16日、「Community Books」を発表した。「Community Books」は「ソーシャルコミュニティー」という機能を使うもので、複数の人々がオンライン上で写真をはじめとするデジタルコンテンツを共有しながら、共同で執筆、編集作業を進めることが可能だとしている。
■「高齢者が結んだ自費出版契約等に係る紛争案件」が解決 
07.10.15「高齢者が結んだ自費出版契約等に係る紛争案件報告書」より
 2007年3月に東京都知事から付託された「高齢者が結んだ自費出版契約等に係る紛争案件」の報告書が東京都消費者被害救済委員会から出された(http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/)。同紛争案件は、事業者が申立人に524万1000円全額を返還する内容を委員会があっせんし、解決。
■「共同出版・自費出版の被害をなくす会」が公開質問状を送付 
07.10.01「共同出版・自費出版の被害をなくす会」HPより
 2007年に設立した「共同出版・自費出版の被害をなくす会」が、10月1日、大手自費出版2社(新風舎と文芸社)に対して公開質問状を送付した。代表の松田氏は、「まず著者が疑問に思っていることに対して、出版社の見解を聞かなければなりません」としている。
K:圧倒的に出版点数の多いこの2社の自費出版業界に対する社会的責任は大きい。今後の自費出版のあり方を考えるうえで、重要なポイントになってくると思われる。
■NPO法人リタイアメント情報センター(R&I)が設立される 
07.10.00設立
 10月、NPO法人リタイアメント情報センターが設立された。同センターは「リタイアリー(退職者)が安全で快適なリタイアメント・ライフを過ごすための情報提供を目的」とするもので、リタイアリーのための安心で安全な環境の整備や、自費出版やリタイアメント・ビジネスにおいて現れ始めた消費者トラブルの情報収集などの活動を進めることを趣旨に挙げている。
■『危ない! 共同出版』が出版される
07.09.10発行
 『危ない! 共同出版』(尾崎浩一著、彩図社、1500円)が刊行。著者はRBJ(リタイアメント・ビジネス・ジャーナル)紙の編集人。4章立てで、章タイトルは「碧天舎騒動から見る共同出版の危うさ」「著者と告発者が語る新風舎の実態」「入念に作り込まれた営業マニュアル」「問題点のまとめと共同出版のこれから」。著者の事例や新風舎の元社員の談話などを盛り込む。
K:実態が真実なら、出版社としてはあるまじき行為だが、共同出版のあり方の言及には中小出版社への配慮に欠ける。
■「自費出版が克服すべき課題は多い」 
07.08.25「中日新聞」
 中日新聞は同紙の解説面で、「拡大する自費出版/ITの浸透が後押し 『流通の自由』へ販売努力も」と題する記事を掲載。『出版年鑑2006』による06年の出版社別新刊点数、新風舎が提訴された問題、出版ニュース社代表の清田氏の最近のコメントを取り上げ、「自費出版が克服すべき課題は多い」としている。
■「自分史を書いてみたい」人たちへ
07.08.04「毎日新聞」
 毎日新聞は、「楽しむナビ 自分史を書いてみたい」で自分史のつづり方を記事にした。自分史が広がった状況や、自分史研究所代表の柴田裕治氏による書き方のコツ、NPO法人自費出版ライブラリーの伊藤晋理事長のコメントのほかに、国民生活センターへの自費出版に関する相談例と同センターが挙げる自費出版の留意点を掲載。
K:国民生活センターや消費者相談センターなどへの自費出版に関する相談は増加。出版社側の誠意ある対応を望む。
■JEF協力の『自費出版年鑑2007』が発行
07.07.20発行
 『自費出版年鑑2007』(企画:NPO法人日本自費出版ネットワーク、編集・発行:サンライズ出版)が発行された。同書は、「自費出版ジャーナル」編集委員会及びJEFが執筆を協力した、特集「胎動する著者 揺れる自費出版界」と題した2006年度の自費出版を取り巻く状況の解説、及び「ニュースにみる自費出版」「自費出版関連リスト」の記事を掲載。そのほか、「第10回日本自費出版文化賞」受賞作品の紹介、講評などが網羅されている。
■「共同出版・自費出版の被害をなくす会」が設立
07.07.09発足
 7月9日、「共同出版・自費出版の被害をなくす会」(代表:松田まゆみ氏)が設立された。同会は、販売を前提にした共同出版や自費出版などにおける様々な問題の情報収集や意見交換を行い、悪質な出版社に対する是正を求め、出版業界のモラル向上を目指す。会員や情報を募集している。http://nakusukai.exblog.jp/
■4人の著者が新風舎を提訴
07.07.04〜「読売ウイークリー」ほか
 2007年7月4日、新風舎から出版した著者4人が同社を相手取り、「本が店頭に並ぶと虚偽の説明をされて契約した」として出版代金計約800万円の賠償などを求めて東京地裁に提訴した。同日の新聞やテレビなどで報道されたほか、その後も新聞各紙や週刊誌などで、訴訟に関連した自費出版ビジネスの記事や読者の声の掲載が続いた。
■『出版年鑑2007』が発行される
07.06.25発行
 『出版年鑑2007』(出版ニュース社)が発行された。同書の「出版社別新刊書籍点数」によると、06年は、新風舎が2788点で1位、講談社が2013点で2位、文芸社が1468点で3位。昨年に引き続き、自費出版系出版社2社が上位を占める結果となった。
■「自費出版に注目」――自費出版への懸念と期待
07.06.25「毎日新聞」
 毎日新聞は、「自費出版に注目」と題した清田義昭氏(出版ニュース社代表)の記事を掲載。清田氏は、自費出版の現状を踏まえたうえで、自費出版物の増加への奨励、「売れる」「内容的に評価される」本の少なさに言及しつつ、一方、日本自費出版文化賞を通じての評価される著作もあることから、「多様化している自費出版物をみると、いい著作と出会いたいという気持ちもある」と、懸念と期待を述べている。
■自費出版に「わたしはだまされない!」
07.06.15「NHK総合テレビ」
 NHK総合「新トーキョー人の選択」(首都圏放映)は、「わたしはだまされない!」と題して、振り込め詐欺などの数例の中に「自費出版トラブル」を取り上げた。様々な趣味を持つ高齢者をおだてて、作品集を高額で自費出版させ、さらには「個展を開きましょう」「雑誌に掲載しました」などと勧誘を仕掛けるという例が紹介された。http://www.nhk.or.jp/shutoken/tokyo/index.html
■団塊の世代に対し、自費出版に関する注意を促す
07.04.30「朝日新聞」
 朝日新聞は、自費出版市場の急拡大に伴うトラブルの可能性や、昨今の自費出版事情について報じた。日本自費出版ネットワークの筑井信明事務局長の「自己顕示やその商売利用だけなら、著者にも業界にも発展はない」とする警世や、『個人出版(自費出版)実践マニュアル』著者の高石左京氏が示す「売れると思うな」「出版業界の実情や出版社の情報を集めておく」などの出版の心得などが挙げられ、思惑違いによるトラブルへの注意を促している。
■「闘病記」コーナーの設置と利用が拡大
07.04.24「産経新聞」
 産経新聞は、「闘病記」の出版(自費出版を含む)点数と利用者の増加、「闘病記」に関する図書コーナーを設置している医療機関についての記事を掲載した。「河北総合病院(東京都杉並区)」健康図書室や、がんの闘病記を揃える「静岡県立静岡がんセンター」、大阪厚生年金病院(大阪市)と大阪府立大学看護学部との共同の闘病記の目録作り、民間研究グループ「健康情報棚プロジェクト」(http://toubyoki.info/index.html)の闘病記情報などを挙げている。
■自費出版の売上を過少申告、脱税疑惑の被告に有罪判決下る
07.03.29「読売新聞」
 読売新聞は、自費出版の同人誌の売り上げを過少申告し、所得税の脱税の罪に問われた会社社長下里瑞恵(長野県松本市)被告の裁判が28日に長野地裁において開かれ、被告に懲役1年、執行猶予3年、罰金1500万円の判決が言い渡されたと報じた。
■「新風舎商法を考える会」発足
同会サイトほかより
 3月16日、「新風舎商法を考える会」が発足した。同会は、「新風舎の共同出版という商法に疑問をもち、その商法の問題点について、それぞれの経験、知識をもとに情報交換し、消費者に対して問題提起をしてゆくことを目的として集まった有志の会」である。7月4日には、新風舎を相手どり、詐欺的商法による損害賠償の訴訟を起こし、注目を集めている。
■豊橋市が市民の自費出版に助成金
07.03.09「静岡新聞」
 豊橋市は、助成金の対象として本年度の郷土関係補助出版物8件を選定した。同市では、市民の出版活動の活発化を図るため1978年度から文学や市の文化・歴史・自然に関する自費出版物に助成金を出している。
■静岡県が自分史書籍を訪問販売する出版社に改善勧告
07.03.08「毎日新聞」
 毎日新聞は、静岡県が東京都豊島区の出版社に対して特定商取引法などに基づき指示、改善勧告をした事情を報道。同社は、役所関係者や遺族会、戦友などを装い高齢者を社員が訪問。取材と称して「遺族のことで話を聞きたい」などと話しこみ、帰り際に自分史を集めた書籍(価格8万9250円)の予約金を支払わせ、残金は代引きで請求していた。
■高齢者が結んだ自費出版契約等に係る紛争
07.03.07 東京都
 ある自費出版業者が、2006年4月以降に一人暮らしの80歳代女性宅へ訪れ、短歌集の出版やイベント会場での短歌の掲示など8件もの高額な契約(総額800万円以上)を結ばせた。この相談を受けた消費生活相談センターの助言でこの女性の親族が業者に契約解除を通知したが解決せず紛争となり、東京都は、3月に消費者被害救済委員会に「高齢者が結んだ自費出版契約等に係る紛争」の処理を付託した。 http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/kyusai/pdf/h_gaiyo35.pdf
■ブログの自費出版サービス増加
07.02.12「産経新聞」
 産経新聞が、ブログを運営しているサイトの、自費出版サービス、利用者と利用状況の事例を掲載。ブログ運営者の「クインランド」や「ティーカップ・コミュニケーション」、「アメーバブログ」を運営するサイバーエージェントによる「アメブロ!de本」を、それぞれの製本サービスを紹介する形で取り上げた。ブログを形あるものへ残したいと考える状況を分析した大学教授の談話なども掲載される。
K:著者は、読者に伝える責任を十二分に考慮した本づくりを意識してほしいと願う。
■だれもが本を作りたがる時代
07.01.26、02.02「週刊金曜日」
 「週刊金曜日」では、「あなたもベストセラー作家になれる!?」、「“カラオケ化出版”その落とし穴」と題し、自費出版に関する問題点を取り上げた記事「だれもが本を作りたがる時代」(執筆:フリー記者・平田剛士氏)を2回にわたって掲載した。自費出版の出版費用、新風舎や文芸社の事例、碧天舎の倒産例などを取り上げている。
K:“カラオケ化出版”の造語は面白いが、自費出版の一側面に少し寄りすぎの観がある。
■「文芸社・新風舎の盛衰と自費出版」
06.10〜「JanJan」
 かつて月刊「創」に文芸社で出版しかけた主婦の記事が掲載されたが、その主婦・松田まゆみさんは、2005年秋にインターネット市民新聞「JanJan」で共同・協力出版に対する疑問を投げかけた。そして第2弾の記事が2006年10月から発表されている。表題は「文芸社・新風舎の盛衰と自費出版」で、第1回は「協力・共同型出版への批判と疑問」(http://www.janjan.jp/media/0610/0610243334/1.php)。
K:出版関係者が自費出版に横たわる課題にようやく目をむける中、先行して疑問を投げかけた勇気に頭が下がる。
■『本を書くhito・honを出す人―みんなはじめは新人だった―』が発行される
06.10.13発行
 『本を書くhito・honを出す人―みんなはじめは新人だった―』(編集の学校/文章の学校監修、雷鳥社発行、B5判、定価1575円)が発行された。同書は、「ブログ売り込み系」「文学賞受賞」「作品自費出版系」「出版エージェント活用系」などに分けて語られる出版経験者のインタビュー記事の項と、本づくりのノウハウを22のQ&A形式で答える項の2部構成でまとめられている。
K:本を著す側の思いが自由に語られている。現在の出版の多様性をうまくまとめていると思う。
■仙台市の自分史サービスが活発に
06.10.5「河北新報」
 河北新報は、「自分史」関連のビジネスが仙台市内で活発になっている状況を報じた。自分史をDVDや写真集の形でつづるサービスを行う「クリップクラブ」や「スポーツウィン」の事業のほか、自費出版社「創栄出版」社長や、「自費出版ライブラリー」館長の談話を紹介し、団塊世代もにらんだビジネスチャンス拡大の様相を伝えている。
■東京都多摩市立図書館に「たま市民文庫」が登場
06.9.15「読売新聞」
 「読売新聞」は、「市民自費出版本のコーナーを開設」と題して、東京都多摩市立図書館に「たま市民文庫」ができたことを報じた。多摩市民や多摩市ゆかりの人が書いた本を集めた蔵書で、同図書館のホームページでも一覧でき(2007年1月12日現在で161作品)、自費出版書が多く寄贈されている。新聞によれば、「地域順民の文筆活動を紹介するのが狙い」で、「市民文庫の著者を500人に増やしたい」そうだ。
K:待ち望んでいた文庫。地域に密着した図書館のあり方の一面はぜひこうであってほしい。
■自費出版編集者フォーラムが助言
06.09.08「福井新聞」、06.09.10「京都新聞」他
 福井新聞など地方新聞各紙は、共同通信の取材による記事として、JEFの会員等がアドバイスする自費出版の際の注意点を掲載した。「誰に配るのか」「なぜ本をつくるのか」など本をつくる前の心構え、モデルとなる本の持参、年賀状+50冊が出版部数の目安、ハードとソフトの費用の内訳、不明な点はわかるまで質問すること、編集コストの考え方、編集者の必要性、窓口選択の注意などが紹介されている。
■「孫たちへの証言」をもとにした90分番組が放映される
06.09.02 NHK教育テレビ「ETV特集」
 NHK教育テレビ「ETV特集」は、JEF会員の福山琢磨氏が19冊目まで手掛けてきた戦争体験の証言集『孫たちへの証言』をもとに、「祖父の戦争を知る」のタイトルで福山さんの編集作業や証言集への投稿者5人を取材し、放映した。近年、証言集への投稿は孫世代の投稿が目立つようになってきた。戦争体験の継承という問題を考える企画・構成で、同番組は12月9日に再放映された。
K:時代の変化を捉えた好企画。肉親に思いを募らせる時、言葉に紡ぐことはまだきっとある。
■『本を作る現場でなにが起こっているのか!?』発行される
06.08.25発行
 『本を作る現場でなにが起こっているのか!?』(編集の学校/文章の学校監修、雷鳥社発行、定価1575円、2006.8.25)が06年8月25日に発行された。同書は、編集、広告、営業などの出版の現場で活躍する業界人のインタビューを中心に、出版業界で起こっている様々な現象を紹介している。
K:出版界には様々な変化が起こっているようだ。時代の風を感じる。
■シニア新時代の自費出版
06.08.25「産経新聞」
 産経新聞が「シニア新時代 動く」の欄で、自費出版をした著者や新風舎の事業統括プロデューサーの談話を紹介。「退職後に、これまでの人生で培った経験や自分自身の考えを本にして、誰かに伝えたいと考えている人が増えているという」と報じた。
K:シニア層の本づくりの気運をどう受け止めていくか。編集者の手腕に期待がかかる。
■危うい「団塊ビジネス」のひとつは自費出版市場
06.08.13、06.08.20/27合併号「読売ウイークリー」
 「読売ウイークリー」は、危うい団塊ビジネスに自費出版市場を取り上げ、碧天舎倒産の状況を著者の談話などを中心に紹介し、自費出版を成功させる秘訣をまとめた。「賞ビジネス」への視点や新風舎や文芸社の談話、信頼できる賞、編集者の育成についてのコメントなども紹介している。
K:編集者自身も成長しなければならない。著者が編集者を選ぶ時代がくるかもしれない。
■ブログ製本のサービスが人気
06.07.24「読売新聞」
 読売新聞は、ブログを印刷、製本するサービスを報じた。「Qブログ」を運営するクインランド(神戸市)、「アメーバブログ」を運営するサイバーエージェント(東京)の各種サービスほか、印刷会社の欧文印刷(東京)とソフト開発のイースト(東京)が始めたブログのデータをPDFに変換する無料サービスも紹介している。
K:ただ単に本の形にしただけの製本でないことを祈る。本の形と、本とは異なるのだから。
■戦争体験記をネットで継承へ
06.7.22「熊本日日新聞」他
 熊本日日新聞等は、NPO法人自費出版ネットワークが、筑波大助教授(歴史社会学)野上元氏に協力し、戦争体験記のインターネット上のデータベース化の実現に向け動き始めたことを報じた。戦争体験記1冊ごとに、本の概要、所蔵場所、読後の感想を書き込んでもらうコーナーなどを設け、誰でもアクセスできることをねらう。これは、同ネットワークが設立10周年の記念プロジェクトとして始めたもの。
K:期待したいプロジェクト。より多くの協力者の参加も待たれる。
■星湖舎がブックレット「自費出版の疑問に答える」を配布
06.07.20発行
 大阪市中央区の出版社・星湖舎は、ブックレット「自費出版の疑問に答える」を製作し、希望者に無料配布している。同書は、自社のホームページに立ち上げた「自費出版のセカンドオピニオン」に寄せられた事例を参考に、自費出版への疑問や勘違いなどをQ&A形式でまとめたもの。
K:星湖舎の試みに大いに期待したい。親身に相談に乗るという姿勢がまずは大切だ。
■『自費出版年鑑2006』が刊行される
06.07.10発行
 『自費出版年鑑2006』(企画:NPO法人日本自費出版ネットワーク、編集・発行:サンライズ出版)が刊行された。2005年度の自費出版を取り巻く状況の解説をした特集「変動続ける自費出版界」「ニュースにみる自費出版」「自費出版関連リスト」(JEF「自費出版ジャーナル」編集委員会等が協力)のほか、「『自分史の春日井市』10年の歩みから」「第9回日本自費出版文化賞」受賞作品の紹介や講評などが掲載されている。
K:自費出版の様相がわかる貴重で唯一の年鑑。更なる充実が求められている。
■各地の図書館が「闘病コーナー」を設置
06.07.08「読売新聞」、06.07.19「中国新聞」他
 東京都立中央図書館の「闘病文庫」が全国的な広がりを見せ、様々な「闘病記コーナー」が生まれている。宇都宮市立図書館の闘病記のコーナ−、「るかなび〈聖路加健康ナビスポット〉」(東京都中央区)や鳥取県立図書館(鳥取市)の「闘病記文庫」、「首都大学東京 図書情報センター荒川館」(東京都荒川区)の専門コーナー、長野県松本市の庄内地区公民館内の「闘病記文庫」などがある。
K:こうした広がりで同じ病気を持つ方の励みになることを願う。
■誰もが文章を書く時代の自費出版事情
06.07.11「河北新報」
 河北新報は、最近の自費出版事情を取り上げ、分野の内訳や著者の年齢、また、戦争体験記の減少の一方で自分のキャリアや研究成果、家族がテーマの自費出版の増加などの傾向について報じた。また、せとかつえ氏(JEF会員)による、書き方や編集者の必要性など自費出版についての助言も紹介。
K:編集者の必要性が次第に伝えられてきていることを皆さんは受け止めよう。
■自費出版は複数社から見積もりを
06.06.18「FujiSankei Business i.」
 「FujiSankei Business i.」は、自費出版の実情と適正価格についての記事を掲載。ブログの普及など多様な自己表現の状況の背景や、自分史などに触れて、適正価格については、印刷と編集の関連費用の違いを概説し、ネット上の調査による各社の見積もりの比較を促す。「共同出版」「協力出版」などの誘いへの注意点もコメントしている。
K:ネット上の比較だけでは十分ではないので、各社に同じ質問を投げかけてみよう。
■宮城個人史図書館が2006年夏にオープン
06.05.31「河北新報」他
 自費出版本を保存・公開する「宮城個人史図書館」(馬場道館長)が、2006年7月15日、仙台市太白区に開館した。宮城県に在住、またはゆかりの人に本の寄贈を呼び掛けている。開館準備を進めてきた「けやきの街」代表のせとかつえ氏(JEF会員)は、「庶民の暮らしの貴重な記録をぜひ後世に残したい」と語る。宮城個人史図書館HP http://www.d6.dion.ne.jp/~k_seto1/mphl/
K:宮城県の著者の方はぜひ寄贈を。これから自分史を書く方はぜひ訪問を。
■帯広の書店「ザ・本屋さん」が自費出版相談業務を開始
06.03.16「北海道新聞」
 帯広を拠点に十勝管内で書店を展開する「ザ・本屋さん」は、4月から自費出版に関する相談に対応するコンサルタント業務を開始した。予算や出版後の用途に応じて出版社や地元の印刷会社を無料で紹介し、地元のエッセイストが講師となり文章教室を開設。11店舗に自費出版の専用コーナーを設けて販売の対応もする。
M:編集者など出版の専門家が窓口対応するかのは不明だが、地域の拠点としての試みとしては面白い。
■豊橋市が市民の自費出版に助成金
06.03.14「静岡新聞」
 豊橋市は、助成金の対象として本年度の郷土関係補助出版物7件を選定した。同市では、市民の出版活動の活発化を図るため1978年度から文学や市の文化・歴史・自然に関する自費出版物に助成金を出している。
M:地方公共団体が個人の郷土関係出版物へ助成するケースは、ほかに名古屋市の例がある。
■自費出版編集者フォーラムが『新しい教科書2「本」』に掲載される
06.03.03発行
 『新しい教科書2「本」』(永江朗監修、プチグラパブリッシング発行、1575円、2006.3)の第1章に「自費出版」の項目が扱われ、「情報団体やサポート団体」として、自費出版編集者フォーラム(http://www.j-e-f.com/)と日本自費出版クラブを挙げている。
M:発足以来9年で朗報。地味ながらJEFの活動と存在が一般に知られつつある。
■雑誌「一個人」で「書きたい気持ちをサポートする会社」を紹介
06.02「一個人」2月号
 雑誌「一個人」(KKベストセラーズ)2006年2月号は、特集「『書く』って、楽しい?」の「『書く』ルールと展開 実践篇」の中で、「自費出版を手がかりにしてベストセラー作家になりたい」と題して文芸社を紹介した。そのほか、「書きたい気持ちをサポートする会社」として、北海道新聞出版局、新風舎、東京図書出版会を紹介。
■体験ルポ「『あなたの原稿が本になる』の裏側」を紹介した文庫本
05.12.15発行
 『ついていったら、こうなった』(多田文明著、彩図社文庫、2005年12月15日発行)では、20種のキャッチセールスに潜入ルポを試みた著者が、その中の1つに、「『あなたの原稿が本になる』の裏側」と題して、10年前に「共同出版」で自著を出版した著者自らの体験を紹介している。
■「自費出版実りの季節」と題し、自費出版の現況を報じる
05.11.08「産経新聞」
 産経新聞(11月8日付)は、「自費出版実りの季節 中高年、足跡を形に…出版社も歓迎、親切指導」と題した記事を掲載。「レジャー白書」による近年の自費出版経験者の推定数や潜在市場規模予想、新風舎、文芸社における自費出版希望者の状況、国民生活センターに寄せられる苦情の実体、清水工房・清水英雄氏(JEF会員)によるトラブル回避の心得、日本自分史学会会長・土橋寿氏によるコメントなど、自費出版の現況を伝えている。
■自費出版ライブラリー館長を紹介
05.10.31「読売新聞」
 読売新聞(10月31日付)が「顔」欄で、自費出版ライブラリー館長・伊藤晋氏(JEF会員)を紹介。同氏が自費出版ライブラリーを設立するまでの経緯や、立ち上げた後の反響、蔵書数2万4000冊のライブラリーの現況などを伝えている。
■「[文学のポジション]自費出版」と題する記事を連載
05.10.26〜11.01「読売新聞」
 読売新聞は、「[文学のポジション]自費出版」と題して、10月26日から11月1日まで、自費出版における文学や出版文化への影響を考察したコラムを5回にわたって連載した。各タイトルは次の通り。第1回「誰もが作家 本の洪水」、第2回「実は出版界支えている?」、第3回「批判にさらされぬ危うさ」、第4回「制作費用はだれが持つ?」、第5回「『ブログの出版』との違いは?」。
■北海道の自費出版事情を紹介
05.10.13「北海道新聞」
 北海道新聞(10月13日付)が「ライフ」欄で、北海道における自費出版事情を紹介した。同紙では、2005年8月に旭川で行われた「自費出版塾」(北海道印刷工業組合主催)や「旭川のふだん記」発行について、また自費出版書を店頭に並べる書店・旭川冨貴堂の「郷土の本コーナー」の状況などを伝えている。
■地方出版と自費出版に関する記事を掲載
05.10.05「中国新聞
 中国新聞(2005年10月5日付)で、「曲がり角の地方出版 景気悪化や後継者難影響 自費出版も東京に集中」と題して報道。同記事内では、フリーライターの永江朗氏が、地方出版社が倒産や廃業し、出版活動が停止に至っている大きな理由を三つ挙げ、その中の一つに「東京の自費出版会社の影響」が取り上げられた。
■開館11年の自費出版ライブラリー
05.09.05「東京新聞」、05.09.28「中日新聞」
 東京新聞、中日新聞が、自費出版ライブラリーに関する記事を報道。「戦争体験 埋没させない 11年たった自費出版図書館」、「『自費出版図書館』を設立 戦争体験記 残したい 開館11年 個人運営には限界も」と題し、同ライブラリー理事長伊藤晋氏(当会会員)のコメントをはじめとして、その現況を伝えている。
■自費出版書、広がる書店販売
05.08.25「日本経済新聞」
 日本経済新聞が「自費出版本 広がる書店販売」と題し、近年増加している自費出版書の書店販売の実状を報道。共同出版の例をはじめ、日本エッセイストクラブ賞受賞作品や売り上げ部数の多い写真集等を紹介。
■文芸活動向けワープロソフトを限定発売
05.08.24Web「日経新聞」
 日本経済新聞のWebサイトでは、ワープロソフト「一太郎」の発売20周年を記念し、(株)ジャストシステムが日本語ワードプロセッサ「一太郎 文藝」を限定発売した旨を掲載。同ソフトを「小説、俳句・短歌、自分史などの文芸活動に取り組みプロを目指している方、自費出版に興味を持ち、趣味で積極的に活動されている方向けに最適」と紹介。
■自費出版に関する投稿続々
05.08.10他「神奈川新聞」
 神奈川新聞の「自由の声」欄に、「自費出版物は読みたい人に」「自費出版物の押し付けは禁物」「激励寄せられた自費出版物」「著者の思いなどに接して」などの見出しで、自費出版に関する投稿が相次いで寄せられた。著者側、読者側からの自費出版に対する率直なコメントを掲載。
■「データでさぐる自費出版のすがた」が発行される
05.08月発行
 NPO法人自費出版ライブラリー(伊藤晋理事長、JEF会員)が、冊子「データでさぐる自費出版のすがた」を8月に発行。同冊子は、2005年3月現在での自費出版ライブラリーの蔵書2万1,274冊の分析データとその考察をまとめたもの。
■『自費出版年鑑2005』が発行される
05.07.16発行
 『自費出版年鑑2005』(企画:NPO法人日本自費出版ネットワーク、編集・発行:サンライズ出版、A5判、192頁、定価2100円、ISBN4-88325-281-7)が発行された。第8回日本自費出版文化賞の発表、大賞受賞者インタビュー、講評、全応募作品などのほか、特集としてJEFの「自費出版ジャーナル」編集委員会などの執筆による「当世自費出版事情」と、資料提供による「自費出版関連リスト」を掲載。
■最新の自分史事情「デジタル自分史」を紹介
05.07.16「毎日新聞」
 毎日新聞が「“魅せる”自分史、作りませんか」と題し、最新の自分史事情を紹介。インタビュー、ストーリー作成、撮影、DVD制作を手がける大阪の制作会社「アンテリジャン」と、パソコンを使った自分史づくりの講座を開いている東京都墨田区の「デジタル自分史の会」を取材し、「定年などの節目を機に自分の歩んできた道をDVDなどデジタルメディアに記録する「デジタル自分史」に取り組む人が増えている」と報道。
■RBJ誌がJEF代表幹事へのインタビューを掲載
05.07.01「リタイアメント・ビジネス・ジャーナル」
 リタイアメント・ビジネス・ジャーナル(7月号)は、自費出版編集者フォーラム(JEF)の矢野寛治代表幹事が同紙編集長のインタビューに応えた記事を掲載。矢野代表は、JEFの成り立ちやその存在意義、今後の展開について述べるとともに、現在における自費出版界の問題点や、将来期待される自費出版の動向などについて語った。
■ポエトリージャパンが自費出版物の流通サイトを開設
05.06.21Web「Venture NOW」
 埼玉県で自費出版事業などを手掛けるポエトリージャパンが、自費出版物を自費で流通させるサイト「もらう!ポエッツ・逆ブックマーケット」を開設。同サイトに登録した読者会員に、入手希望の自費出版本などの発送サービスを行う。同社制作の自費出版物以外の出版物も申込みが可能。詳細は以下を参照。http://www.poetry.ne.jp/morau/
■ラップネットクラブが「nap『wandering』」展を開催
05.06.20Web「シブヤ経済新聞」
 6月18日から26日まで、ラップネットクラブがアートブック「nap」の参加アーティストによるアートマーケット「nap『wandering』」展を開催した。『wandering』は「リラックスした芸術」をテーマに、絵画、写真、グラフィック、マンガ、洋服など、様々なジャンルの作品を集めたコラボ作品集で、2003年4月に自費出版されたもの。
■読売新聞が「[プロに聞く・彩の国流行事情]自費出版」を掲載
05.06.16「読売新聞」
 読売新聞(埼玉版)が、「彩の国流行事情」と題して自費出版を取りあげた。自費出版の方法を、「出版社に持ち込む方法」「印刷会社に持ち込む方法」の二つに分けて説明したほか、両者の価格の違いについてやどういう人が自費出版を希望するかなど、昨今の自費出版事情を、日本自費出版ネットワークの清水氏、幹書房の関氏への取材を通して報じている。
■週刊朝日が「ブログでカンタン! 本づくり」を掲載
05.06.10「週刊朝日」
 「ブログでカンタン! 本づくり」と題した記事を週刊朝日が掲載。「はてなダイアリー」「ココログ」「ライブドアパブリッシング」の事例や担当者のコメントを紹介するなど、ブログの原稿を自費出版するサービスの現況を伝えている。
■海軍少将・高木惣吉の戦前・終戦後資料による自費出版書を文庫化
05.06.03「熊本日日新聞」
 海軍少将・高木惣吉の残したメモなどを資料としてまとめられた『かくて、太平洋戦争は終わった』が、PHP文庫から6月刊行された。高木少将は戦前戦後の政策立案や政界工作に携わった人物で、著者の川越重男氏は高木少将のいとこにあたる。地元誌に連載後、2000年に自費出版されたものが在京の歴史研究家の目に留まり文庫化された。 海軍少将・高木惣吉の残したメモなどを資料としてまとめられた『かくて、太平洋戦争は終わった』が、PHP文庫から6月刊行された。高木少将は戦前戦後の政策立案や政界工作に携わった人物で、著者の川越重男氏は高木少将のいとこにあたる。地元誌に連載後、2000年に自費出版されたものが在京の歴史研究家の目に留まり文庫化された。
■都立中央図書館が「闘病記文庫」を開設
05.05.27「中日新聞」
 東京・港区にある都立中央図書館が、がんをはじめとする闘病記約1000冊を閲覧できる「闘病記文庫」を6月16日に開設した。公共図書館としては国内初の試み。文庫には、約230の病気について書かれた自費出版書などを含む闘病記が並べられ、図書館のホームページからは病名から書籍の検索が可能。
■「新聞之新聞」がJEF第8回総会を掲載
05.05.18「新聞之新聞」
 「日本自費出版史を刊行へ JEF」と題し、JEF第8回総会の模様を「新聞之新聞」が報じた。JEFの05年度計画としての『JEF編 日本自費出版史』刊行委員会の発足、及び矢野寛治代表幹事の挨拶をはじめ、日本自費出版ネットワークとの交流を深めること、『JEF編 日本自費出版史』刊行に向けての支援の呼びかけなど。
■読売新聞が「ゆうゆうエージ」に自費出版の注意点を掲載
05.05.15「読売新聞」
 読売新聞が「ゆうゆうエージ」のコーナーに、「子や孫に思い伝える 常に読み手意識して配慮を」と題する記事を掲載。同記事では、BOOKギャラリー上六、NPO法人日本自費出版ネットワーク、関西自費出版の会の活動を例に挙げながら、自費出版の楽しさや手順、市場規模、予算などについて紹介。
■自費出版書『高知遺産』が1000部を突破
05.05.13「高知新聞」
 高知県の風景や建物を記録した『高知遺産』が、刊行から3週間で1000部を突破と高地新聞が報じた。同書は同名の展覧会がきっかけとなって出版されたもので、観光ガイドにはない日常風景や古い建築物が写真と文章で綴られている。
■「第34回日本漫画家協会賞」の特別賞に自費出版3作品が入賞
05.05.11「読売新聞」「朝日新聞」
 第34回日本漫画家協会賞が5月11日発表された。特別賞に『まんがマン復刻版』(大坂ときを作)、『画業半世紀一峰大二大全集』(一峰大二作)、『漫画で描く日本の祭り』(平野勲作)の、いずれも自費出版の3作品が選ばれた。大賞は『私の八月十五日』(森田拳次作)、『失踪日記』(吾妻ひでお作)の2作。
■ネット各社がブログを利用した事業を展開
05.05.02「中国新聞」
 中国新聞が、ブログを利用した事業をネット各社が展開しているとの記事を掲載。「アメーバブログ」がブログの書籍化を、「ココログ」「はてなダイアリー」がブログ発の自費出版を請け負うなど、ブログを擁するネット各社のサービスや登録者数を一覧表で紹介。
■「リタイアメント・ビジネス・ジャーナル」がJEF第8回総会を報じる
05.05.01「リタイアメント・ビジネス・ジャーナル」
 「リタイアメント・ビジネス・ジャーナル」の「コミュニケーション」欄で、「自費出版編集者フォーラム NPO自費出版ネットと交流 中山千夏氏が講演」と題し、JEF第8回総会での日本自費出版ネットワーク副代表理事・清水英雄氏の挨拶をはじめ、日本自費出版ネットワークとJEFとの交流の始まりや『JEF編 日本自費出版史(仮題)』の刊行計画、総会後の中山氏の講演などについて報じた。
■勝木書店(福井県)が自費出版制作、販売事業を展開
05.04.25「共同通信」
 4月25日付の共同通信で、福井県福井市の勝木書店が、石川県金沢市の印刷会社と提携し、自費出版書を一般向けに販売する事業を開始と報道。書籍の制作費用は50万円から(本文80ページ、A5判、500冊、カラーカバー付き、写真なし)で、福井・石川両県の同書店など約10店舗での販売となる。編集・印刷に関して数回にわたる打ち合わせを要するため、顧客は福井・石川・富山の3県に限定。勝木書店0766-24-0428
■中国新聞が自分史制作のサービスを紹介
05.04.10「中国新聞」
 中国新聞が、「『自分史』を作る中高年が増えている……」と始まる記事を掲載。編集、出版会社が、団塊世代をターゲットとする自分史制作業務に注目しているとして、自分史の代行執筆のサービスを請け負う会社として「中国新聞社事業出版センター」を、またインタビュー方式での執筆支援や音声付きCD制作をする「エリッキサー」「広工」などを紹介している。
■日本自費出版ネットワークが『Personal Publishing』を発行
05.04Web
 『Personal Publishing』第2号が4月10日に発行された。同誌は、NPO法人日本自費出版ネットワークが2004年12月から発行する交流情報誌で、著者などから寄せられた、本の内容や原稿作成の経緯、出版の目的・動機、出版後の反響などをまとめたものや、また、「パソコンによる原稿作成の基本」などの記事を掲載している。投稿は会員限定だが、購読はHP上でフリー。
■自費出版書の記述を端緒に、所沢市議会が無記名投票
05.03.24「読売新聞」
 3月23日、所沢市議会において、自費出版書『バックステージ』の記述──地元請負業者との癒着、埋設産廃の不適切な処理など──を端緒に、調査特別委員会の設置が議員提案された。議員提案がなされたのは、同書が所沢東部クリーンセンター建設をめぐる疑惑を題材としたとみられるため。調査特別委員会の設置は無記名投票により否決されたが、自費出版書の記述内容が議題となるのは稀なケース。
■助成金対象の自費出版本8点が選定される(愛知県豊橋市)
05.03.09「静岡新聞」
 豊橋市が、2005年度の助成対象出版本8点を3月8日に発表した。この助成は、郷土への関心の喚起と市民の出版活動の振興を目的に、同市が1978年度から行っているもので、市内在住の個人または研究グループが制作する出版物を対象に、印刷刊行費の10%以内、限度額15万円を助成する。
■ブログ発の自費出版関連書籍、『38万円で本ができた』が発行される
05.02.20発行
 『38万円で本ができた ─個人出版がおもしろい』が、2月に発行された(発売元:太陽出版)。「第一章 もっと手軽に自分の本を作れたら」「第二章 自費出版・協力出版と懸賞募集の甘い罠」など、出版社OBの著者が、出版社での経験から得た本づくりのノウハウと、本づくりの問題点を綴っている。また同書は、著者のブログをまとめた書籍である点が特長的。
■神奈川新聞がシニア欄で自分史の新サービスを紹介
04.12.20「神奈川新聞」
 神奈川新聞のシニア欄で、「『自分史』制作多彩に」と題し、自分史の新サービス事業を紹介。紹介されたのは、以下の3件。(1)ブレイクスルーセミナーズ…約10時間のインタビューで1冊の本。 (2)ジェネレーションパス…アルバム写真やナレーションで自分史をCD化。(3)ピープル・アーカイブス…自分史的な資料をデジタル保存し、閲覧させるサービス。
■同人誌の「出版文化賞」を自費出版書が受賞
04.12.02「朝日新聞」
 2004年12月2日、長崎県の同人誌「コスモス文学」が主催する「出版文化賞」に、『日本のふるさと 西都・西米良紀行』が選ばれた。同書は、山田町在住の田浦チサ子氏が、夫の撮影による写真と、『日本書紀』や『万葉集』の引用を組み合わせて作った自費出版書。
■「みんなで出版・com」をワイズ・インターナショナルが開設
04.12.02「FujiSankei Business i.」
 ワイズ・インターナショナルが「みんなで出版・com(www.minnadeshuppan.com)」を、2004年12月に開設した。同サイトでは、インターネットを介して同じ趣味を持つ仲間や原稿を募り、それらをまとめて自費出版を請け負う。料金は、投稿掲載料、オリジナルホームページ開設料などを含めて5万円で、費用負担者は完成本10冊を受け取れる。
■人材ビジネス会社・キャリアライズが、出版事業に進出
04.09.03「電気新聞」
 東京電力全額出資の人材ビジネス会社・キャリアライズ(東京都中央区)が、個人と企業を対象とする出版事業を開始した。同事業では個人対象の出版も展開するが、人材ビジネスの一環として、永年勤続・定年退職予定者の個々人のキャリアを中心とする「個人史本」の制作を企業に対して働きかける点が特徴的。
■「月刊現代」が「自分史」づくりに関する記事を掲載
04.09「月刊現代」9月号
 「月刊現代」9月号・「情報保存版」のコーナーに、「講座『自分史』を本にする」と題した記事が掲載された。「一生に一冊、あなたの足跡を輝かせる」本づくりの方法を、「PART1:自分らしいテーマを見つける」「PART2:読ませる文章を書くためには」「PART3:執筆から本が出来上がるまで」「PART4:特色ある自費出版をめざす」と4つのパートに分けて解説している。
■「黄櫨の会」が筑後市に「自分史図書館」の開館を計画
04.08.17「毎日新聞」
 福岡県八女市の「黄櫨(こうろ)の会」が、会員所有の会社事務所(筑後市野町)の一室を充てた「自分史図書館」の開館を計画している。自分史のほか、郷土関係の出版物を、広くジャンルを問わず収集・展示することによって、郷土発掘、文化振興の拠点となることを目標に、9月中の開館を目指す。収蔵可能数は約1,000冊。
問い合わせ先:黄櫨の会事務局 電話0943-24-2111
■第4回「静岡県自費出版大賞」の応募作品展、開催される
04.08.12「静岡新聞」
 静岡市谷田の県立中央図書館で、静岡新聞社主催の第4回「静岡県自費出版大賞」の応募作品展が開催された。入り口に設けられた特設コーナーには、大賞受賞の『光を捉える』(大坪昌平著)をはじめとして、さまざまなジャンルの自費出版書を展示。同図書館では、自費出版の寄贈を常時受け付け、過去の受賞作品も含め貸し出しが可能で、県内外からの閲覧希望に応えている。
■HP「朝日ネット」が自費出版サービスに注力
04.08Web
 情報提供サイト「朝日ネット」が今春から自費出版サービスに力を入れ、装幀デザインを統一した書籍「朝日ネット・ライブラリー」を一般書、カラー版の2つの仕様で展開している。同サイトによれば、このサービスは、朝日新聞元編集委員などの編集スタッフ、著名装幀家による装幀、DTP編集、オンデマンド印刷によって制作・印刷されるもの。
■『2004年版 雑誌新聞総かたろぐ』に「自費出版ジャーナル」を掲載
04.07.11
 新聞・雑誌・通信・要覧の総合目録『2004年版 雑誌新聞総かたろぐ』(A4変型判、2,136頁、定価2万4,150円、メディア・リサーチ・センター発行)に「自費出版ジャーナル」が掲載された。毎年5月の発行で、今回は2万2,630タイトルの定期刊行物の全データが網羅されている。「自費出版ジャーナル」は過去に数回掲載され、今回も修正情報を提供したが、連絡先等一部が古いままでの掲載となっている。
■『自費出版年鑑2004』が発行される
04.07発行
 日本自費出版ネットワーク 企画、サンライズ出版 編集・発行の『自費出版年鑑2004』が7月に発行された。第7回日本自費出版文化賞の受賞者の声や作品紹介、資料編として第1回から第7回の日本自費出版文化賞の全応募作品を収録。また、「いま自費出版はどうなっているか」と題された特集には、「自費出版ジャーナル」編集委員会、JEF会員でもある、ウインかもがわ取締役編集長の斉藤治さんらによる記事と、JEFの情報提供による自費出版関連リストが掲載されている。
■『だれが「本」を殺すのか』が文庫本化。〈検死編〉に「自費出版」
04.06発行
 3年前に発行された、『だれが「本」を殺すのか』が文庫本化(上下巻、佐野眞一著、新潮文庫、04年6月)された。下巻の3分の2を占める書き下ろし〈検死編〉の「読者の死と著者の死」の中では「自費出版」が扱われ、著者の自費出版に対する所感が述べられている。

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